那谷寺

Natadera temple

信仰の歴史と豊かな自然に恵まれた旧那谷村地区

石川県の西南部に広がる豊かな加賀平野の中央に位置し、日本海に接する小松市。
明治に那谷村、菩提村、滝ケ原村の三村が合併してできた旧那谷村地区は、小松市の南西部に位置し、標高100~500mほどの里山に囲まれた自然豊かな地域。
地域の名称の由来であり、歴史を語る上でも欠かせないのが、那谷寺の存在。平成29年に開創1300年を迎える古刹・那谷寺は、養老元年(719年)に白山を開山した泰澄によって開創された白山信仰の寺。
境内には途方もない長い年月を経て形成された奇岩遊仙境など、非日常を感じさせる美しい景色が広がり、松尾芭蕉も『奥の細道』の道中に那谷寺を訪れ、その景観を褒めたたえて句を残している。
その那谷寺の名を命名された花か ざ山ん 法皇が最後におられたと言われているのが那谷寺からほど近い菩提町。
花山法皇が北陸行幸を終えて京都に帰る途中に崩御 されたのでここ菩提の地に埋葬したとの言い伝えがあり、そのため菩提という名前がついた。
菩提町は山に囲まれた盆地にあり、西の山を「院の山」、東の山並に「法皇が丘」、地名にも山門橋、御所帰、参上帰、祭田、若宮など皇宮に関連した地名が残っている。
住所
石川県小松市那谷町ユ122
連絡先
TEL.0761-65-2111
WEBサイト
http://www.natadera.com/
拝観時間
8:30 ~ 16:45(12月~2月は8:45〜16:30)
アクセス
JR小松駅から車で20分